ひらがな書きする基準 (参考資料)
このページは、ひらがな書きする基準の参考資料についてまとめる予定のページです。
注意
- このページをつくった人が自分のためにまとめているため、網羅性はありません。
ひらがな書きする基準
「用字用語例」 (公用文の書き方資料集)
要約 (ひらがな書きする基準)
- A 当用漢字表にない字。
- B 当用漢字音訓表に、音または訓が認められていない字。
- C 当用漢字表・同音訓表にはあるが「公用文作成の要領」(内閣通達) によってかな書きが適当とされているもの。
例
補足
- 1953年 (昭和28年) に作成されているため、当用漢字改定音訓表 (1973年)、常用漢字表 (1981年)、改定常用漢字表 (2010年) は反映されていない
- 例: 「遅い」はひらがな書き (「おそい」) になっている (当用漢字音訓表には「遅」の音訓は「チ」「おくれる」しか認められていない)
- 公用文作成の要領 の作成は 1952年 (昭和27年)
- 「新訂 公用文の書き表し方の基準(資料集)」が出版されている (最新 2011年)
「公⽤⽂における漢字使⽤等について」
要約 (ひらがな書きする基準)
- 漢字使用は「常用漢字表」による (1 (1))
- 代名詞、副詞、連体詞は漢字 (例外あり) (1 (2) ア、イ)
- 「御」は漢字の前に来るときは原則漢字、ひらがなの前に来るときは原則ひらがな (1 (2) ウ)
- 接尾語、接続詞はひらがな (例外あり) (1 (2) エ、オ)
- 助動詞、助詞はひらがな (1 (2) カ)
例
- 公⽤⽂における漢字使⽤等について (平成22年11⽉30⽇付 内閣訓令第1号)
- 副詞
- 余り 至って 大いに 恐らく 概して 必ず 必ずしも 辛うじて 極めて 殊に 更に 実に 少なくとも 少し 既に 全て 切に 大して 絶えず 互いに 直ちに 例えば 次いで 努めて 常に 特に 突然 初めて 果たして 甚だ 再び 全く 無論 最も 専ら 僅か 割に
- 連体詞
- 明くる 大きな 来る 去る 小さな 我が (国)
- (例外) かなり ふと やはり よほど
- 御
- 御案内 (御+案内) 御挨拶 (御+挨拶)
- ごもっとも (ご+もっとも)
- 接尾語
- げ (惜しげもなく) ども (私ども) ぶる (偉ぶる) み (弱み) め (少なめ)
- 接続詞
- おって かつ したがって ただし ついては ところが ところで また ゆえに
- (例外) 及び 並びに 又は 若しくは
- 助動詞及び助詞
- ない ようだ ぐらい だけ ほど
- その他
- ある (その点に問題がある。) 補助動詞
- いる (ここに関係者がいる。) 動詞
- こと (許可しないことがある。) 形式名詞
- できる (だれでも利用ができる。) 動詞
- とおり (次のとおりである。) 形式名詞
- とき (事故のときは連絡する。) 形式名詞
- ところ (現在のところ差し支えない。) 形式名詞
- とも (説明するとともに意見を聞く。) 副詞 (ともに) 助詞 (とともに)
- ない (欠点がない。) 形容詞
- なる (合計すると1万円になる。) 補助動詞
- ほか (そのほか…,特別の場合を除くほか…) 形式名詞
- もの (正しいものと認める。) 形式名詞
- ゆえ (一部の反対のゆえにはかどらない。) 形式名詞
- わけ (賛成するわけにはいかない。) 形式名詞
- ・・・かもしれない (間違いかもしれない。) 助詞・動詞・助動詞
- ・・・てあげる (図書を貸してあげる。) 助詞・補助動詞
- ・・・ていく (負担が増えていく。) 助詞・補助動詞
- ・・・ていただく (報告していただく。) 助詞・補助動詞
- ・・・ておく (通知しておく。) 助詞・補助動詞
- ・・・てください (問題点を話してください。) 助詞・補助動詞
- ・・・てくる (寒くなってくる。) 助詞・補助動詞
- ・・・てしまう (書いてしまう。) 助詞・補助動詞
- ・・・てみる (見てみる。) 助詞・補助動詞
- ・・・てよい (連絡してよい。) 助詞・補助形容詞
- ・・・にすぎない (調査だけにすぎない。) 助詞・動詞・助動詞
- ・・・について (これについて考慮する。) 助詞