VirtualBox の CentOS 6.9 に sudo を設定する
このページでは、VirtualBox (5.1.22) にある CentOS 6.9 (64bit, デスクトップ版) に sudo
を設定する手順を説明します。
操作手順の概要
su -
で root にします。visudo
で wheel グループのsudo
を有効にします。usermod -aG wheel ユーザー名
で 指定したユーザーを wheel グループにします。- 確認
操作手順
1. su -
で root にします。
2. (1) visudo
を実行し、sudo の設定ファイルを開きます。
2. (2) 「#%wheel ALL=(ALL) ALL」となっている箇所を探し、先頭の「#」を取り除いて保存します。
- この操作は、vi というエディタを使った操作になります。
i
キーを押して挿入モード(「-- INSERT --」)にしたのちに「#」をバックスペースで消すか、「#」の位置でx
キーを押すことで「#」を取り除きます。- 保存と終了は、
:wq
と入力して Enter します。(挿入モードになっている場合は、先に ESC キーを押してモードを解除してください)
- この部分の「#」を取り除くことで、「wheel というグループに所属するユーザーであれば、
sudo
ですべてのコマンドを使用できる」という状態にすることができます。
3. usermod -aG wheel ユーザー名
で、 sudo
を許可したいユーザーを wheel グループにします。
4. sudo visudo
など、いままで root でないと操作できなかったコマンドの先頭に「sudo」をつけて実行して動作を確認します。
パスワードが求められ、コマンドが実行できれば OK です。
(グループの設定時に指定したユーザーでログインしていた場合は、ログアウトするか再起動しないとうまく動作しないことがあります)
以上で終了です。