VirtualBox 上の CentOS 6.9 に静的IPアドレスを設定する
このページでは、VirtualBox (5.1.22) にある CentOS 6.9 (64bit, デスクトップ版) に静的IPアドレス (固定IPアドレス) を設定する手順を説明します。
※ VirtualBox のネットワークの設定を「ブリッジアダプター」にする場合の例です。「ブリッジアダプター」にすると、仮想環境 (ゲスト側) が元のPC (ホスト側) と同じネットワーク上に存在するような扱いになります。
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1. VirtualBox のネットワーク設定でアダプター1を「ブリッジアダプター」にしておきます。
2. CentOS 側の端末上で su -
として root にします。
3. vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
でネットワーク設定ファイルを開き、下記の項目を変更します。(無い場合は追加します)
項目 | 意味 |
---|---|
BOOTPROTO | 接続方式。動的の場合は dhcp、静的の場合は none にします |
IPADDR | IPアドレス。例: 192.168.10.116 |
NETMASK | サブネットマスク。例: 255.255.255.0 |
GATEWAY | デフォルトゲートウェイ。例: 192.168.10.1 |
DNS1 | DNSサーバー。例: 192.168.10.1 |
例:
BOOTPROTO="none"
IPADDR=192.168.10.116
NETMASK=255.255.255.0
GATEWAY=192.168.10.1
DNS1=192.168.10.1
※ ダブルクオーテーション ("
) はあってもなくてもよいです。
※ メニューバーの システム > 設定 > ネットワーク接続 から eth0 を選択して「編集」ボタンをクリックし、「IPv4 のセッティング」から下記を編集して「適用」でもよいです。
項目 | 意味 |
---|---|
方式 | 接続方式。動的の場合は「自動 (DHCP)」、静的の場合は「手動」にします |
アドレス | IPアドレス。例: 192.168.10.116 |
ネットマスク | サブネットマスク。例: 255.255.255.0 |
ゲートウェイ | デフォルトゲートウェイ。例: 192.168.10.1 |
DNSサーバー | DNSサーバー。例: 192.168.10.1 |
4. ifdown eth0
でネットワーク接続を切断し、ifup eth0
で再接続します。
※ service network restart
(ネットワークサービスの再起動)、reboot
(OS再起動) でもよいです。
ホスト側とゲスト側で ping 相手のIPアドレス
として ネットワークがつながっていること、ゲスト側でインターネットにつながっていることが確認できれば完了です。