VirtualBox ゲスト OS としての CentOS (「CentOS as a Guest OS in VirtualBox」日本語訳)
ゲスト OS としての CentOS のインストールは実際のハードウェア上のインストールとほぼ同じです。まず CentOSのミラー からインストールに使用したい ISO ファイルをダウンロードします。
仮想マシンの作成
仮想マシンウィザードで新規仮想マシンを作成し、OS タイプに Linux、オペレーティングシステムに Red Hat または Red Hat (64bit) を選択します。 メモリはグラフィカルインストールが機能するには少なくとも768MB必要です。次に仮想ハードディスクウィザードを開始します。この OS ディスクは少なくとも8GB必要です。比較的フルインストールには、少なくとも15GBを割り当て、それ以外の場合はすべてデフォルトにします。追加ディスクは必要に応じて後で追加できます。
VM が作成された後、設定 を実行し、ストレージ に移動したのち、コントローラ: IDE の下で左の CD アイコンをクリックし、右の似たような CD アイコンを選択したのち、一覧から 仮想光学ディスクファイルを選択... を選択します。ISO イメージがあるディレクトリに移動し、CentOS-6.7-x86_64-LiveDVD.iso や CentOS-7-x86_64-DVD-1511.iso などのファイルを選択します。仮想ビデオアダプターのメモリ量や、NAT またはブリッジネットワークを使用するかどうかなどの追加設定を変更します。最初にインストールを試すときは、デフォルトからの変更は最低限にしてください。
VM を開始してグラフィカルインストールを行うか、必要に応じてテキストインストールを行います。インストール後は再起動し、firstboot 設定を行います。
Guest Additions のインストール
以降の作業では、root ユーザーである必要があります。rootシェルにログインするか、端末ウィンドウで "su -" を実行します。
VB のインストールはカーネルモジュールのビルドが必要です。もしDKMS (Dynamic Kernel Module Support) がインストールされていれば、DKMS が使用され、カーネルのアップグレードが簡単になります。VirtualBoxのインストールの前に、EPEL のリポジトリからDKMS をインストールすることを推奨します。yum-priorities プラグインの設定を忘れないでください。DKMSのインストールでは、パッケージソース上の必要な開発依存関係が引き出されるかもしれません。
yum install dkms
DKMS が使用されていない場合、カーネルの更新ごとに Guest Additions の再インストールが必要です。
開発環境とカーネルソースがまだインストールされていない場合:
yum groupinstall "Development Tools"
yum install kernel-devel
過剰と思われる場合、groupinstall ではなく個々の開発ツールパッケージの最小限のセット (kernel-devel に加えて、少なくとも gcc と make が必要です) をインストールすることもできます。CentOS-5 で PAEカーネルを使用している場合、"kernel-devel"を"kernel-PAE-devel"に置き換えます。ゲストOSでXenカーネルのインストールや、KVM やその他のネストした仮想化ハイパーバイザーの実行はしないでください。
VM デバイス メニューから「Guest Additions CDイメージの挿入...」を選択します。GUI が実行中の場合、Guest Additions 用の仮想CDイメージが自動マウントされます。例えば、KDE のCentOS-6 では /media/VBOXADDITIONS_5.0.14_105127 です。GUI でオートランが有効な場合は、オートランを実行するかを尋ねるウィンドウが開き、root認証を求められます。すべてデフォルトにしてインストールが完了します。
GUIではないか、オートランが無効な場合、rootで /dev/cdrom または /dev/sr0 (必要な場合) でマウントし、マウントポイントに cd します。./VBoxLinuxAdditions.run と入力してインストールします。
特定の CentOS バージョンのパッチ
通常、ポイントリリース後、カーネルや他のサブシステムに大きな変更が加えられ、vBox のコンパイルは失敗します。このような問題が発生したとき、vBox によって解決されるまで適用可能なパッチをここに投稿するつもりです。
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